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FX基礎知識

FXの取引時間はいつ1時間ズレる?サマータイム終了と冬時間の切り替え

公開日:2026年8月29日 | 最終更新:2026年8月29日 | 文:レッツ北側

日本のFX会社の取引時間は、米国のサマータイムが終わる11月に1時間ぶん後ろへ動きます。2026年の終了日は、米国が11月1日、欧州は1週間早い10月25日。ただし「土曜の何時に終わるのか」は会社ごとに違っていて、公式ページで確認した4社では午前6時30分から午前7時00分まで30分の幅がありました。切り替え前にどこを見ればいいのかを、各社の表記のまま並べます。

FXの取引時間が1時間ズレるのはなぜ?

取引時間が動くのは、米国が夏時間を終えて時計を1時間戻すからです。日本に夏時間の制度はありません。だから動くのは、日本時間に直したときの取引時間のほうだけ。

外為どっとコムは取引時間のページに「取引時間は米国のサマータイム制度に伴い、時期によってその時間帯が異なります」と明記しています。そのうえで冬時間(米国標準時間)を11月第1日曜日~3月第2日曜日、夏時間(米国サマータイム)を3月第2日曜日~11月第1日曜日と区切る。SBI証券のFAQも同じ線で、「FX取引の夏時間は3月第2日曜日(米国時間)から、冬時間は11月第1日曜日(米国時間)からとなります」と回答しています。なお、このあと出てくるSBI FXトレードは別会社の別サービスです。名前は似ていますが、取引時間の案内はそれぞれ別に出ています。

切り替えの基準日は毎年カレンダーから決まります。日付そのものは動くのに、ルールのほうは動かない。

2026年のサマータイム終了日は?米国と欧州で1週間ズレる

2026年の夏時間終了は、米国が11月1日、英国など欧州が10月25日です。日本のFX会社が取引時間を変えるのは、米国側の切り替えに合わせたほうになります。

米国の日付を年ごとに公開しているのは、標準時をあずかる米国立標準技術研究所(NIST)。2026年については、3月8日午前2時(現地時間)から11月1日午前2時(現地時間)まで夏時間が有効、と明記されています。11月1日は日曜です。

欧州側は別の法令で決まっていて、英国の場合は2002年のサマータイム令が根拠。夏時間は3月最終日曜の午前1時(グリニッジ標準時)に始まり、10月最終日曜の同じ時刻に終わる、と定めています。2026年の10月最終日曜は10月25日。この令の注記には、EUのサマータイム指令(2000/84/EC)を実施するための改正だとも書かれています。

ここが地味に効いてきます。10月26日(月)から11月1日(日)までの1週間だけ、英国はすでに時計を戻していて、米国はまだ戻していない。同じ現地時刻でも、ロンドンは日本時間で1時間遅くなり、ニューヨークはそのまま。今回確認した4社はいずれも米国の日付を基準にしているので、取引時間が動くのはその翌週です。

During 2026, daylight saving time is in effect from March 8 at 2 a.m. (local time) to November 1 at 2 a.m. (local time).

NIST「Daylight Saving Time (DST)」

冬時間の取引終了は何時?4社を並べると30分の差

冬時間の週末クローズは、SBI FXトレードが土曜AM6:30、GMOクリック証券が土曜午前7:00というように、会社ごとに30分の幅があります。「土曜の朝◯時まで」と一律に覚えると、使っている会社によっては最大で30分ぶんズレます。

公式ページの表記をそのまま並べると、こうなりました。

会社(サービス名)夏時間の週末クローズ冬時間の週末クローズ
GMOクリック証券(FXネオ)土曜午前6:00土曜午前7:00
外為どっとコム(外貨ネクストネオ)翌日午前5:55
(火曜~金曜の欄)
翌日午前6:55
(火曜~金曜の欄)
PayPay銀行(FX)翌5時50分
(金曜日の欄)
翌6時50分
(金曜日の欄)
SBI FXトレード【土】AM5:30【土】AM6:30

書き方はてんでバラバラですが、指しているのはどれも土曜の朝です。冬時間の終わりを早い順に並べ直すと、SBI FXトレードが6時30分でいちばん早い。続いてPayPay銀行が6時50分、外為どっとコムが6時55分、GMOクリック証券が7時00分。4社で30分の幅がありました。

4社の公式ページを並べて突き合わせてみて、レッツ北側が意外に思ったのはここでした。「冬時間は1時間後ろ」という部分は4社そろって同じなのに、その1時間を足す前の基準がそれぞれ違う。だから解説記事で見かける「土曜の朝◯時まで」という数字は、書き手が使っている会社の数字でしかありません。

月曜の始まりは動かない?ズレるのは終わりのほう

今回確認した4社は、月曜の開始がそろって午前7:00で、夏冬どちらでも変わりませんでした。動くのは火曜以降の開始時刻と、週の終わりです。

GMOクリック証券のFXネオ取引ルールは、取引時間を「月曜午前7:00〜土曜午前7:00(月曜午前7:00〜土曜午前6:00 / 米国夏時間)」と1行で書いています。月曜の7:00はカッコの中でも外でも同じ。

曜日別に見るとさらにはっきりします。外為どっとコムの火曜~金曜は、夏時間が午前6:10~翌日午前5:55、冬時間が午前7:10~翌日午前6:55。開始も終了もそろって1時間後ろへ動くので、1日の長さは夏冬で変わりません。長さが変わるのは月曜だけで、開始が7:00に据え置かれるぶん、終わりが1時間ぶん伸びる格好です。

一方、SBI FXトレードは月曜から土曜をひとつの帯として書いていて、冬時間はその帯が夏時間より1時間長い、と案内しています。どちらが正しいという話ではなく、区切り方が違うだけ。「冬は1時間長い」という説明を自分の会社にそのまま当てはめる前に、曜日ごとの表があるかどうかを見てください。

切り替えの週につまずきやすい3つのこと

つまずくのは取引時間そのものより、それにぶら下がる時刻のほうです。メンテナンス時間、予約注文の有効期限、スワップの発生時刻。この3つも同じだけ後ろへ動きます。

1. メンテナンス時間も一緒に動く。ただし月曜は別

SBI証券のFAQでは、夏時間の火曜~金曜のメンテナンスがAM5:30~AM6:00、冬時間は月曜~金曜がAM6:30~AM7:00。外為どっとコムの火~金も、夏時間の午前5:55~午前6:10が冬時間には午前6:55~午前7:10へ移ります。SBI FXトレードは、メンテナンス時間中はレート配信を停止しているため注文が約定しない、と明記しています。

動かないのは月曜だけ。SBI FXトレードのメンテナンスは、夏時間の【月】AM6:30〜AM7:00が冬時間の【月〜土】AM6:30〜AM7:00に含まれる形で、月曜は据え置きです。長さも会社ごとに開きがあります。冬時間の平日の朝でいうと、PayPay銀行が6時55分~7時で5分、外為どっとコムが15分、SBI証券とSBI FXトレードが30分。5分なら待てば済みますが、30分あくなら発注のタイミング自体をずらしたほうが早い。早朝に成行を置きにいく人は、自分の会社の空白が何分なのかを先に確認しておきましょう。

2. 予約注文の期限とスワップの発生時刻が動く

多くの会社が、注文の有効期限やスワップポイントの発生をニューヨーククローズという時刻で区切っています。GMOクリック証券は値洗いのタイミングを「(米国標準時間 / 日本時間午前7:00 米国夏時間 / 日本時間午前6:00)」と書いています。PayPay銀行は2025年の冬時間移行にあたって、この区切時刻を「日本時間午前5時55分」から「同午前6時55分」へ動かすと告知していました。当日限りの予約注文を出しているなら、失効する時刻が1時間ずれます。スワップの仕組みはスワップポイントの記事もどうぞ。

3. 土曜の朝、まだ開いていると思って寝てしまう

冬時間は終わりが後ろへ動くので、金曜の夜更かしトレードは1時間ぶん延びます。ここで無理をして、翌週の月曜に眠いまま向かうのがいちばんもったいない。値幅が出る時間帯とロットの関係はレバレッジとリスク管理の記事で触れています。

切り替え前にやっておく3つの確認

10月下旬に、会社の告知を開き、週をまたぐポジションの逆指値を置き直し、メンテナンス時間をアラームに入れる。この3つを順番に片づけておけば足りるはず。

  1. 使っている会社のお知らせページを開く:多くの会社が切り替えの前に告知を出します。PayPay銀行は2025年のときも、11月2日(日曜日)に米国が移行し、FXでは11月3日(月曜日)から変更する、という形で日付を明示していました。2026年ぶんの日付は各社の告知で確認を。
  2. 週をまたぐポジションの逆指値を置き直す:クローズ時刻が動くと、週末をまたぐかどうかの境目も動きます。金曜の夜に「あと少しで終わるから」と持ち越す判断をするなら、終わりが何時なのかを先に見ておきましょう。
  3. メンテナンス時間をスマホのアラームに入れる:注文が通らない時間帯は、今回確認した範囲でもPayPay銀行の5分からSBI証券の30分まで開きがあります。切り替え後の1週間だけ、その時刻を目に見えるところへ置く。それだけで空振りが減ります。

国内で登録を受けた業者かどうかは、金融庁の金融商品取引法に関するページから確認できます。口座を選ぶ段階の比較はGMOクリック証券のキャンペーン記事にも。

よくある質問(FAQ)

Q. 2026年のサマータイム終了はいつですか?

米国の夏時間は2026年11月1日の午前2時(現地時間)に終わります。英国など欧州はその1週間前、10月最終日曜にあたる10月25日に終わります。日本のFX会社が取引時間を変えるのは、米国側の切り替えに合わせたタイミングです。

Q. 冬時間になると取引できる時間は長くなりますか?

会社と曜日によって違います。SBI FXトレードは月曜から土曜の帯そのものが1時間長くなると案内しています。外為どっとコムのように曜日ごとに開始も終了も1時間ずつ後ろへ動く会社では、火曜から金曜の1日の長さは夏冬で変わりません。

Q. 土曜の取引終了は何時ですか?

会社ごとに違います。冬時間の週末クローズを4社の公式ページで見ると、早い順にSBI FXトレードが土曜AM6:30、PayPay銀行が翌6時50分。さらに外為どっとコムが翌日午前6:55、GMOクリック証券が土曜午前7:00で、30分の幅がありました。

Q. メンテナンス時間中も注文は出せますか?

メンテナンス時間の扱いは会社ごとに異なります。SBI FXトレードは、メンテナンス時間中はレート配信を停止しているため注文が約定しない、と案内しています。メンテナンス時間も夏冬の切り替えで1時間ずれるため、切り替え週は公式のお知らせで確認を。

指標発表の時刻も夏冬で1時間ずれます。読み方は米雇用統計の見方もあわせてどうぞ。

この記事の要点:取引時間が1時間ズレるのは、米国が夏時間を終えて時計を戻すため。2026年の終了日は米国が11月1日、欧州は10月25日で、日本のFX会社は米国側に合わせて動く。週末クローズは4社で6時30分から7時00分まで30分の幅があり、メンテナンス時間と注文の有効期限も一緒にズレる。自分の会社の告知ページを10月下旬に一度開く。ここだけ押さえれば足ります。
本記事で確認した公式ページ(2026年8月29日時点):
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レッツ北側(れっつきたがわ)
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本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の購入・投資を勧誘するものではありません。FXは元本が保証されない取引であり、為替変動により預けた証拠金を上回る損失を被るおそれがあります。本文中の過去の相場の記述は事実の紹介であって、将来の値動きや取引結果を示すものではありません。スプレッドや営業日などの条件は各社・各時点で異なります。最終的な判断は各社の公式情報をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。本文中の時刻は2026年8月29日時点で各社の公式ページに掲載されていた表記であり、今回確認した4社以外の会社では時刻が異なります。取引時間・メンテナンス時間・切り替え日は各社が個別に定めており、予告なく変更される場合があります。本サイトはアフィリエイト広告を利用する場合があります。